骨折はどうやって治る?骨がくっつく仕組みを徹底解説|骨折が治るメカニズムとは

骨折した骨は自然にくっつく?

「骨折してしまったけれど、本当に骨は元通りになるの?」
「骨折は自然に治るって本当?」

このような疑問を持つ方は少なくありません。

実際には、骨には『骨癒合(こつゆごう)』という修復能力が備わっており、多くの骨折は適切な治療によって治癒します。

しかし、「放っておけば自然に治る」という意味ではありません。

骨折が正しい位置で安定した状態に保たれなければ、骨が曲がってくっつく「変形治癒」や、骨がつながらない「偽関節」になることもあります。

そのため、

  • 正確な診断
  • 適切な固定
  • 定期的な画像検査
  • リハビリ

が非常に重要になります。

骨折したらまず整形外科で検査を受けましょう

骨折が疑われる場合は、まず整形外科で診察を受け、レントゲン検査などで骨折の有無や骨のずれ(転位)を確認することが大切です。

場合によっては、

  • CT
  • MRI

などの画像検査が必要になるケースもあります。

骨折の種類によっては手術が必要になることもあり、早期に適切な診断を受けることが良好な回復につながります。

尚、接骨院では骨折の応急処置、整形外科受診後の施術は対応可能ですのでご相談ください。

骨折が治るまでの3つのステップ

骨折は大きく3段階で治癒します。

① 炎症期(受傷直後〜約1週間)

骨折すると骨だけでなく、

  • 骨膜
  • 血管
  • 周囲の筋肉
  • 靭帯

なども同時に損傷します。

その結果、骨折部には出血が起こり、「血腫(けっしゅ)」が形成されます。

以前は血腫は不要なものと考えられていましたが、現在では骨癒合に欠かせない重要な役割を果たすことがわかっています。

血腫には、

  • 炎症細胞
  • 成長因子
  • 幹細胞

などが集まり、骨を修復する準備が始まります。

炎症というと悪いイメージがありますが、この時期の適度な炎症反応は骨が治るために必要な生理現象です。


② 修復期(約1〜6週間)

炎症がおさまると、新しい組織が作られ始めます。

まず柔らかい線維組織や軟骨が形成され、

これを軟仮骨(なんかこつ)と呼びます。

その後、

軟仮骨は徐々に硬い骨へ変化し、

硬仮骨(こうかこつ)

になります。

この時期になるとレントゲンでも仮骨形成が確認できるようになります。

ただし、

仮骨が見えた=完全に治った

ではありません。

骨の強度はまだ十分ではないため、無理に運動を始めると再骨折する危険があります。


③ リモデリング期(数か月〜数年)

最後は骨を作り直す段階です。

不要になった仮骨を

  • 破骨細胞

が吸収し、

新しい骨を

  • 骨芽細胞

が作ります。

これを骨リモデリングと呼びます。

骨には力が加わる方向へ形を変える性質があり、適切なリハビリによってより機能的な骨へと再構築されます。

子どもほどリモデリング能力は高く、大人になるにつれて徐々に低下します。

骨はどれくらいで治る?

骨癒合期間は年齢や部位によって異なります。

一般的な大雑把な目安として

部位骨癒合の目安
約3〜5週間
手首約6〜8週間
鎖骨約6〜12週間
足首約6〜10週間
上腕骨約8〜12週間
大腿骨約3〜6か月

これはあくまでも一般的な目安です。

実際には

  • 年齢
  • 骨折型
  • 転位
  • 手術の有無
  • 全身状態

によって大きく変わります。

骨が治るスピードに影響するもの

  • 年齢

子どもは骨形成能力が高く、大人より早く治る傾向があります。

一方、高齢者では骨代謝が低下し、治癒に時間がかかることがあります。


  • 栄養状態

骨を作るためには十分な栄養が必要です。

特に重要なのは

  • タンパク質
  • カルシウム
  • ビタミンD
  • ビタミンK

です。

カルシウムだけを摂取しても骨折が早く治るという十分な科学的根拠はなく、バランスの良い栄養摂取が重要と考えられています。


  • 喫煙

喫煙は骨癒合を遅らせる代表的な因子です。

ニコチンは血流を低下させ、

骨芽細胞の働きも抑制するとされています。

骨折後は禁煙が推奨されます。


  • その他、糖尿病等

糖尿病では血流障害や組織修復能力の低下により、骨癒合が遅れることがあります。

骨折後のリハビリが重要な理由

骨がくっついても、

治療は終わりではありません。

固定期間中には

  • 筋力低下
  • 関節が硬くなる(拘縮)
  • バランス能力の低下
  • むくみ
  • 日常生活動作の低下

などが起こります。

そのため、

適切な時期から段階的にリハビリを行うことが、元の生活やスポーツ復帰につながります。

接骨院でできるサポート

田中接骨院では、医師の診断・治療方針を尊重しながら、骨折後の機能回復を目的としたリハビリやコンディショニングを行っています。

症状や回復段階に応じて、

  • 関節可動域訓練
  • 筋力トレーニング
  • 電気療法
  • 超音波療法(適応に応じて)
  • 日常生活・スポーツ復帰のアドバイス

などを実施し、早期の機能回復をサポートします。

※骨折が疑われる場合や受傷直後は、まず整形外科で画像検査・診断を受けることが重要です。

まとめ

骨折は単に骨が折れるだけではなく、体が本来持つ「骨癒合」という修復機能によって、炎症・修復・リモデリングという段階を経て治っていきます。

しかし、骨をきれいに治すためには、

  • 正確な診断
  • 適切な固定
  • 栄養管理
  • 禁煙
  • リハビリ

が欠かせません。

「骨がついたから終わり」ではなく、その後の機能回復まで含めて治療を考えることが大切です。

春日部市で骨折後のリハビリやスポーツ復帰についてお悩みの方は、田中接骨院までお気軽にご相談ください。

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